-STORY-
エフジェンは、うだつのあがらない中年の勤め人だ。彼の楽しみといえば寝る事ぐらい。家に帰ると口うるさい妻ミラダの愚痴を聞かなければならない。ある日彼は夢の中でエフジェニエという名の若く美しい女と出会う。彼女に誘われ部屋を訪れ、抱き合っていると彼女の息子ペトルにみつかり、気まずい思いをしてしまう。夢の記憶が気になるエフジェンは、精神分析医のホルボヴァー医師を訪ねる。医師のもとでカウンセリングを受けているとエフジェンが幼い頃に両親を亡くし、児童養護施設で育てられた経験が関係しているらしいとわかってくる。
エフジェンは、夢の操作法に関する本を探し、自分の意志で夢の世界に入っていく方法をみつける。誰にも邪魔されず、その儀式を行えるように、写真家だった老人のスタジオを借りる。妻には会社に行くふりをして毎日夢の中へ出かけるエフジェン。ある夢の中で彼は宝くじに当選し、エフジェニエに豪華なアパートを買ってやる。しかしまた別の夢では、エフジェニエの夫でペトルの父であると主張する自分にそっくりなミランという若い男が現れ、宝くじの賞金を半分よこせと脅される。
一方、夫の行動を怪しむ妻のミラダは、エフジェンを尾行する。精神分析医のホルボヴァーに会い、彼女が夫の浮気相手だと思い込むが、逆にエフジェンの二重生活を教えられ衝撃を受ける。ミラダは夫の尾行を続け、スタジオでのエフジェンの儀式を盗み見し、その真似をして彼の世界へ入り込む。やがて現実と夢の境界があやふやになり混ざり合う。
エフジェニエとは一体誰なのか?
息子ペトルは何者なのか?
エフジェンの過去と夢の中での出来事はどう関係しているのか?
エフジェンは夢の世界から戻ってこられるのだろうか?
やがて衝撃の結末があなたを待っている!!
-公式サイトより-
とても刺激をうけました。帰って何か作ろう!手を動かしたくなりました。
途中から、今は夢だっけ?現だっけ?と迷ってきました。
懐かしいような新しいような。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の他作品でもですが、ラストシーンが好きなものが多いです。
今回の映画も、いいなあ~と思いながら観終わりました。シュールさを感じます。
一番好きな作品はLunacyでしたが、サヴァイヴィングライフに変わったかも。
先月、ラフォーレ原宿で行われていた『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展』へも行ってきました。
実際に夫妻が制作したものを目に出来て感無量でした。まじまじと見ましたよ。
素敵な夫婦ですね。
帰りにアリスのポストカードを購入。かわいい~!!DVDも少し安くなっていたから一緒に購入すれば良かったかも。それから本も。