MILK
上映中、観に行きました。
もう一度観たくなり、DVDを借りてきました。
ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant)監督の作品が好きということもあり
観に行きました。
ガス・ヴァン・サントの作品の中で特に、
あの繊細で独特な空気感。
MILKのストーリーは
まだ同性愛が市民権を得ていなかった時代。ハーヴィー・ミルクは社会の不平等を改革すべく行動を起こし、自らゲイであることを公表すると同時に同性愛者の公民権獲得や地位向上のために立ち上がる。同性愛者支援に留まらず、黒人やアジア人、高齢者、児童、下級労働者等、様々な社会的弱者の救済のために活動し、次第に活動が実を結んでいく。支持者は着実に数を増やし、いつしか社会からも理解が生まれ始める。しかし、それは同時に強い反発をも生んでいた。活動を続ける中でミルクを危険人物とみなす動きも生まれ、対立は激化していく。ミルクはいつしか身の危険を感じるようになり、ある日、テープレコーダーに遺言を記録し始める。1970年代、アメリカでマイノリティのために戦った政治家ハーヴィー・ミルクの人生最後の8年間の物語。(wikiヨリ)
ハーヴェイとスコットが電話で話すシーンが一番好き。
「見てごらん 夜が明ける」
「ちょっと待って」
「ハーヴィー 君のことを誇りに思う」
「僕は失いたくない」
「何を?」
「この関係を」
「この関係を」
何だろう。この空気感、言葉、とても愛おしい気持ちになるのは。
ハーヴェイ・ミルクとスコット・スミス
ガス・ヴァン・サント監督自信も同性愛者であると公表している。
作中では度々同性愛者のキスやセックスの描写があります。
マラノーチェは少し切なかったなぁ。
LOVE STORYの映画もたまには観たりしますが、
結ばれた結ばれなかった恋人達の仲で
この二人が一番印象的で、一番記憶に残っていて、一番好き。
言葉に置き換えると"同性愛者"となるけれど、人を男と女って枠に入れて
見るよりも、人として見た時にその人を愛せるかどうか、それだけです。
言葉や頭で考えるのは苦手です。
自然と身体で行動しているのが一番自分にとって正直じゃないかと思います。
人から受ける評価はどうでもいいです。私は人として愛したい。
今年の冬にガス・ヴァン・サント監督の【永遠の僕たち】が
公開されるので楽しみです。